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コンセルトヘボウホールはアムスの駅前から中心部の街を抜けて、少し静かになったところにあります。それでも交通量の多い場所。しかし中はとても静かです。欧州のホールとしては遮音がいいホールでしょう。画像左側に入り口があります。 この画像は1999年12月に、デジタルコンサートホールモードを作るために、ホールの音を覚える目的で一週間滞在したときに撮ったものです。もう10年経つんですね。今は飛行機に乗れないので行くことができないので、アムスの街全体とともにとても懐かしい場所です。 ちなみに、ソニーのAVアンプに組み込んであるデジタルコンサートホールモードAは、200年になってからこの席の音をシミュレートする作業をして完成させたものです。 |

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大きな面をもつ硬い壁がたくさんあるのがこのホールの特長です。またステージに飛び出しているようなパイプオルガンも音を左右の壁に押し広げたり高い位置に音を持ち上げる効果があるようで、音が宙に舞ったり、思わぬところから音が降ってきたりします。 こいう現象は教会では良く起こることですが、ホールでは珍しいでしょう。ステージがとても高い (1.5メートルくらいだったと思います) のも特長で、最前列からは指揮者の足元が見えないほどです。 実は10〜15列目くらいにとても面白い席があり、そこから聴くとオーケストラが空中にふわりと浮き上がる (つまりステージより高い位置から音が聴こえる) という不思議な現象が起こります。もちろん何処で聞いても定位は不鮮明なホールです。 壁も硬くて平面が大きいので、初期反射音も非常に強い。後ろの壁からバシバシ音が返ってきます。コンマスや歌手など、自分で動ける演奏者は、演奏宙に、すっ、すっとよく動きます。それはホールが楽章ごとに目的に添って鳴る場所を探しているのでしょう。 このトリッキーなホールにジョンマリさんたちがどのようにマイクを立てるのか、興味津々です。 |



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この三枚は2005年にポリヒムニアスタジオを訪れたときの画像です。品川でジョンマリさんがTA-DA9000ESをお聴きになり、アムスの自分のスタジオで聴いてみたいとのリクエスト応えてセットを送り込んだら、スタジオ見学をかねて一度来ませんかと招待されました。 実はジョンマリさんは、かないルームを訪れたときに「自分のスタジオとそっくりな音がする」と驚かれ、ぜひ自分のところの音も聴いてほしいとおっしゃっていたんですが、そういうことがいろいろあってご招待いただいたわけです。 スタジオにうかがうと、ポリヒムニアのスタジオの設備、音響処理の秘密など、興味深いことをたくさん教えてくれました。そして、ここの定位・立体感は、なるほどジョンマリさんがおっしゃるように、かないルームとそっくりでした。 サラウンドの角度は115度程度が理想ですが、メインのスタジオは壁との距離の関係で118度くらいになっていました。それでもスピーカの向きの調整などでフロントとのつながりはとても良好で、再生音の空気はとても濃密でした。 教えていただいたことは企業秘密もたくさんありましたが、書いていいことも多いので、そのうちご紹介しましょう。 |

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このとき、録音の現場も見学させていただきました。 アムスの市内 (かなりアムステルダムの駅に近い場所) のホールで、もと証券取引所だった建物だそうです。直方体の箱ですが、とても響きがよいところで、ユリアフィッシャーのバイオリン協奏曲の録音を見せていただきました。 録音はホールより一階下の地下にある部屋に、半径2メートルくらいでスピーカを5チャンネル配置し、定位や立体感をきちんとモニタリングしながら行っていました。これは難しいようでとても大事なことだなと思いました。マイキングも全部教えてくれましたが、要するにマイキングだけで立体感が決まってしまうのですから、モニター環境はとても大切だと思います。 そうなると5チャンネルスピーカの配置をどれだけ短時間できちんとできるかが勝負になることでしょう。ジョンマリさんとはドイツのハイエンドショーでTA-DA9000ESのデモをしていただいたときが初めての出会いですが、デモのセットアップの速さは相当なものでした。 |

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アムス郊外にあるスタジオです。すごく空気が綺麗で周りの人家とも離れています。あまり密閉しない普通の民家 (といっても日本の住宅より遮音はいいですが) に音響処理を施して使っています。
こんな環境で働きたいですね。 |